体の疑問❓❓「3.骨盤って歪むの?」

Q.骨盤て歪むの?


A.骨盤は歪みませんが、骨盤にある仙腸関節がごくわずかに歪みます!


骨盤は、ひとつの骨ではなく、

①腸骨・恥骨・坐骨の3つで構成された寛骨(かんこつ)

②仙骨

③尾骨(尾てい骨)

が、靱帯によって結合され、ひとつの骨のように強固なものとなって、体を支えています。一般的に「骨盤が歪む」という言葉が使われますが、骨盤が開いたり閉じたりすることはなく(※出産後、ホルモンの関係で一時的に開くことはありますが、一ヶ月もすれば勝ってに元に戻ります。)、ほとんどは左右の筋肉のアンバランスによって体が傾いたり、捻じれたりすることを指すことが多いです。

さて、ギックリ腰をされた方や慢性腰痛の方は分かるかもしれませんが、ほとんどの腰痛の方が痛みを訴えられる場所として、「仙腸関節」と呼ばれる関節があります。腰の下の方にあります。

昔は、この関節は動くことがない不動関節と呼ばれていましたが、最近になって、何らかの刺激により、3~5mmとほんのごくわずかですが歪むということが分かってきたので、半関節と呼ばれるようになりました。(※整形外科医でも賛否両論あるみたいですが…)

3~5mmしか動きませんので、レントゲンやMRIなどで撮影したとしても、ここの変化はほとんど分からないようです。

ですので、仮にそれらの画像でヘルニアや脊柱管狭窄症などが見つかったとしても痛む場所と全然違うので困惑してしまうかもしれません。

この仙腸関節が痛む原因としては、姿勢不良での前かがみで圧力がかかる動き(物を持つ・前屈ストレッチ・長時間のあぐらや椅子に座るなど)がほとんどです。あとは、つま先を必要以上に開いたり、閉じたりする動きや体をのけぞらせる動きなどでも痛むことがあります。



0コメント

  • 1000 / 1000