脱力ができていないことで、腰痛・神経痛になるの？

 例えば、デスクワークで座りっぱなしで起こる腰痛ですが、脱力ができていると背中は丸まらずに、腰が丸まります。

脱力ができていないと中途半端に腰に力が入った状態が続くので、結果的に腰痛が発生します。

姿勢を正して座り続けることも同様で、腰に力が入りすぎることで腰痛が発生します。 

他の例えとしては、前かがみで作業をし続けておこる腰痛ですが、体をまっすぐに保とうと腰に力を入れ続けることで腰痛がおこります。

こちらも脱力をして腰が丸まれば腰痛を防ぐことができます。背中ではなく腰が丸くなることがポイントです。 

くしゃみなどでギックリ腰になる場合も同様で、くしゃみをするときに腰が脱力していれば、くしゃみの際、お腹の中から腰の内面にかかる圧力を外に逃がすことができ、ギックリ腰を防ぐことができます。

くしゃみを盛大に行えば、これが可能なのですが、大きなくしゃみをしないように気を付けると、力を入れて踏ん張ろうとするので、ギックリ腰が発生する確率が高まります。 

このように、毎日の生活の中で自然発生することが多い腰の痛みですが、腰が痛くないようにと頑張って力を入れて踏ん張り続けていると、腰以外にも力が入るようになります。

それはお尻です。ちょうどお尻には坐骨神経が通っていますので、お尻が硬くなりすぎると、この坐骨神経を圧迫し、ひどくなると足先に痺れを感じるようになります。

 また、腰に力を入れて踏ん張り続けると、腰の筋肉で体を支えることができなくなり、腰椎の関節部分に負担がかかるようになります。負担がかかり続けると、椎間板ヘルニアが発生しやすくなります。

この症状がひどくなると、やはり神経を圧迫して足の痺れが起こり、さらにひどくなると、感覚が無くなったり、足に力が入りらくなったりもしますので、注意が必要です。