脱力ができていないことで猫背になるの?

背中には背骨を支える脊柱起立筋群と呼ばれる筋肉があります。

背骨はもともとSの字状に湾曲しているので、この筋肉が多少弱くなったとしてもすぐに猫背になることはありません。


ではなぜ猫背になるのか?


いつも姿勢を気にして力を込めていると、常に体が緊張してしまい、脱力をすることが下手になります。

常に緊張している背骨は徐々に関節の遊びがなくなり、しなりがなくなります。

このしなりがないと、背すじを伸ばそうとした際に関節部分が邪魔をして、きれいに背すじを伸ばすことができなくなります。

これにより、自然と猫背が当たり前の体になってしまうのです。


 反対にしっかり脱力ができていると、関節に遊びが生まれしなるようになります。

このしなりがあることで背すじを伸ばした際に力を一生懸命いれなくても楽に背すじを伸ばすことができます。

これにより休んでいるときは多少背中が丸くなったとしても、楽に背すじを伸ばせるため、猫背は当たり前ではなくなるのです。 


巻き肩やストレートネックになっている方は肩甲骨部分の背骨が脱力できていないことで、その部分の背すじをうまく伸ばせないために、肩甲骨が寄せれずに巻き肩になってしまい、また、バランスを保つために頸の湾曲が減ってストレートネックになってしまいます。

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